Genesia Ventures “Culture iO” Concept Movie
- CLIENT
- 株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
- DATE
- 2026.06
- SCOPE / 担当内容
- 企画・構成撮影ディレクション・収録モーショングラフィックス制作
/ Project's Overview
「Culture iO(カルチャーアイオー)」は、ジェネシア・ベンチャーズが組織創りに関するノウハウとソリューションを体系化した取り組みです。2016年の創業以来シード期のスタートアップに寄り添うなかで見てきた「強い組織には、偶然ではなく一定の必然性と再現性がある」という確信を、先輩経営者たちのインタビューコンテンツとして広く届けるために立ち上げられました。
Spinelは、そのサイトのトップに掲出するコンセプトムービーの制作を担当しました。株式会社HOKUTO 五十嵐北斗さん、SHE株式会社 福田恵里さん、株式会社メルカリ 小泉文明さんにご出演いただき、ジェネシア・ベンチャーズのオフィスで撮影。小文字のi(input)が、大文字のO(Output)というより大きな成果へつながる——ネーミングに込められたその考え方を軸に据え、約3分40秒でCulture iOの立ち上がりを提示しています。
/ Client Brief
サイトのリブランディングにあたり、トップに置く入口としてのコンセプトムービーを1本つくりたい、というご相談でした。
サイト自体が背負っていたのは、次の3つです。組織創りの「知見」をエコシステム全体に提供し、起業家・大企業・大学関係者ほかステークホルダーの組織創りに関する意識の底上げを図ること。Top1%の起業家に真っ先に選ばれるVCとして、組織創りの高度な知見とソリューションがあることを発信し、優れた起業家がジェネシア・ベンチャーズを選択する根拠の一つにすること。そしてそれらの価値貢献を通じて、「組織創りはジェネシア」というブランドを確立すること。
/ Project's Objective
サイト全体の目的を受けて、動画に担わせる役割は2点に絞り込みました。
ひとつは、「組織創りやカルチャーの重要性」に対する認識の差分を埋めること。読み手によってこのテーマへの温度差は大きく、そこを揃えないまま各コンテンツに進んでもらっても、書かれている内容の価値は伝わりきりません。
もうひとつは、動画を通じて、以後のコンテンツを読みたいと思うように前提を揃えること。メディアの入口として、本文を読み始める姿勢そのものをつくることを狙いに置いています。
/ Our First Creative Proposal
初回のご提案では、目的への到達の仕方が異なる2つのDirectionをお出ししました。
Direction A|先輩の言葉から学ぶ、強い組織のつくり方。 尊敬している先輩からの助言により、組織創りの重要性について理解してもらう案です。ジェネシア・ベンチャーズの投資先やつながりのある起業家に、組織づくりの重要性を語ってもらう。“誰が言うか”を重視することで、視聴者に『この人が言うなら大事だ』と実感してもらうことを狙いました。先輩起業家複数人を同じ撮影方法でインタビューし、テンポよくまとめていく構成です。
Direction B|失敗事例から紐解く、組織作りの本質。 失敗事例の提示により、組織創りの重要性を自分事化してもらう案です。「トップダウンで意見が言えず人材が離れる」「採用に注力したが文化が育たず離職率が上がる」といった事例を短くテンポよく重ね、その根底にある組織づくりの軽視を指摘したうえで、「事業は組織の力以上には成長できない」と言い切る構成を想定しました。
議論のうえでDirection Aを採用しました。このテーマは“何を言うか”以上に“誰が言うか”が説得力に直結すると考えたためです。
本編は、ジェネシア・ベンチャーズの組織創りにかける想いから始まり、先輩経営者たちが語るカルチャーの考え方へと展開。後半ではCulture iOの取り組みを紹介し、最後にCulture iOとGenesia Venturesのロゴを表示する構成としました。inputとOutputの関係——Inputするだけでは意味がなく、重要なのは組織を前に進める“アウトプット”へと変換すること——は、iとOの文字を使ったモーショングラフィックスで視覚的に表現しています。
撮影では、ライトをあえて画角に入れ込んだ画づくりで全編のトーンを揃えました。出演者それぞれの言葉が、ひとつのメディアの声として伝わるようにするための設計です。
/ Deliverables
- コンセプトムービー(約3分40秒)/1本
- iとOをモチーフにしたモーショングラフィックスの制作
/ Credit
Producer:Yuto Higohashi (Spinel) Videographer:Shuto Tamaki (Spinel) Editor:Shuto Tamaki (Spinel) Motion Graphics:Tomozo